今日は電車系オススメ絵本2選です。
2選って少ないだろ!!っていうツッコミは許してね(汗)
でもそれくらい電車に興味がない私。
電車っていうか乗り物全てに興味がありません。
車運転歴早20数年だけど、「足」としてしか見たことがありません。
…なんだか長年友達以上恋人未満の人に告られて
「どうしても異性として見られないんだよね」って言ってるみたい(苦笑)
うちの子は女の子だし、別に電車の絵本なんてなくたっていいもの、ぐらいに思ってました。
娘も取りたてて乗り物に興味がある訳じゃなし。
でもそんな娘でもハマり、かつ乗り物興味ナシの私ですら良い本だなぁと思わせられた絵本が2冊あったんです。
今日はそれを紹介したいと思います。
「今は電車に興味がないけれど、これから電車好きな子供にしたい!」
とか思うパパママがいたとしたら、チェックしてみてね。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: ハードカバー
- 購入: 10人 クリック: 70回
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1冊目はこれ。「がたんごとんがたんごとん」
THE電車でしょう!なタイトル。
絵も単調でなんとなくシュール。
大人には少し理解しがたいかもしれないけれど、これ赤ちゃんにハマるんですよね~。
この絵本が我が家に来たきっかけは乳児健診でのこと。
ブックスタートというのをご存知ですか?
健診時に
「絵本をたくさん読んであげてね~」って無料で一冊絵本を配るっていうのがあるんです。
私が行った健診では3冊の中から選ばせてくれたんですが、その時たまたま遅~く行ってしまって…
余り物の絵本しかありませんでした。
で、それがこれ。
なんだかうなずけます。
だってインパクトのある絵じゃないんだもの(作者さんゴメンナサイ)
家に絵本が増えるならいっか。
それくらいの気持ちで持って帰ったことを覚えてます。
内容は
「がたんごとんがたんごとん」と「のせてくださーい」の繰り返し。
いろんなものが電車(汽車?)に乗って行きます。
で、娘がドハマりした理由なんですけど(憶測に過ぎないんですが)…
その単調さ。
赤ちゃんて同じことの繰り返しが好きですよね。
それに何度も読んでいるとじわ~っとくるんですが、電車に揺られている時のあの淡々とした感じがすごく良く出てるんです。
そして赤ちゃんが好きなものが順に乗ってくる。
正に電車と同じです。
淡々と走る電車が止まる度に小さな変化が起こる。
リアルに例えて言うなら、さっきとは違う景色があったり、ちょっと目を引く人が乗ったりだとか。
音とともに、その単調な中に起こる小さな変化こそが赤ちゃんを惹きつける理由な気がします。
何度も読んでいるとシンプルな挿絵も話によく合ってる。
そしてなんだかほっこりするエンディング。
うちの娘は何度も読んで欲しいとせがみ、破れ、補修してさらに何度も読みました。
6か月くらいからがオススメかな。
2冊目はこれ。
「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」です。
これは真っ先に私がハマりました!
確か娘が1歳になったくらいの頃のこと。
プレイルームにこの絵本が置いてあったんです。
元来絵本好きな私は何気なしに開いてみた訳ですが…
もう、一目惚れでした(笑)
この絵本の素晴らしさはなんて説明したらいいんでしょう。
まず挿絵。
田舎の風景がとても細かくとても美しく描かれています。
1ページ1ページをゆっくり眺めていたいと思うほどに、です。
次に音。
さまざまな場所を走る電車の音が、とてもリアルに表現されています。
例えば、山。
電車の音を口に出して読むと、一度でも電車で山を通ったことのある方なら、その音のチョイスに「なるほど」と感嘆してしまう筈。
本当に本当に美しい音で構成されています。
そして仕掛け。
この絵本は仕掛け絵本です。
シンプルだけど、ちょっとない仕掛けかな。
小さな枠から見える景色にワクワクします。
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」(『雪国』川端康成)
まさにそんな感じです。
私が一目惚れしてしまって、私が欲しくなって即購入。
けれど娘も大好きな一冊になりました。
挿絵の細かな描写について話し合ったり、線路を指でたどったり、とても楽しい絵本です。
いつか娘が大きくなって、絵本を整理する機会があったとしても、
「この絵本はママにちょうだい」って言いそう(笑)
1歳くらいからがオススメな絵本です。
たった2冊なのに、どちらも素晴らしい絵本なので長々と書いてしまいました。
機会があったら是非読んでみてくださいね。
「今は全然電車好きじゃないけど、これから電車好きになってみようかな」と思ってる方もいたらぜひ(笑)
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: ハードカバー
- 購入: 10人 クリック: 70回
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