私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、主人、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

大人も子供も優しい気持ちになれる「ちいさいモモちゃん」~松谷みよ子先生の魅力に迫ってみました~のお話。

「ちいさいモモちゃん」

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)

 

 

言わずと知れた松谷みよ子大先生のお話です。

私も小学生くらいまで随分お世話になりました。

大人になり、家にあったその本はいつのまにか何処かに消えてしまったけれども、何度も読み返し、楽しかった記憶だけはしっかりと残ってました。

 

結婚し妊娠したのを機に新しく買い直しました。

お腹の子にこの優しい文章を読み聞かせたかったのもありますが、何より私がもう一度読みたかったからです。

娘が生まれ、育児に追われしばらくその本は棚の隅にありました。

娘がまだまだ大きくなるまでは読み聞かせは無理かな、と思っていたのですが…。

2歳のとある日、本棚から娘が引っ張り出してきました。

絵がほとんどないよ?いいの?と言う私に娘は 「いいの。読んで」とせがみました。

モモちゃんが生まれてから3歳になるまでのお話を書いたこの本は今ではすっかり娘のお気に入りです。

 

今日はそのお話の中でも「モモちゃんがうまれたとき」と「モモちゃん動物園にいく」をご紹介したいと思います。

 

モモちゃんがうまれたとき

このお話からモモちゃんは始まります。

これは私がモモちゃんとアカネちゃんシリーズの中で一番好きなお話。

今も昔も変わりません。

舞台はモモちゃんのおうち。

モモちゃんが生まれ、いろんなお友達がお祝いのプレゼントを持ってやってきます。

けれどもモモちゃんはそのどれも食べることはできません。

まだ生まれたばかりだから…

 

生まれたばかりの独特のとろりとした穏やかな時間の流れと、モモちゃんが描かれてる場面は本当に少ししかないのに、ずっとモモちゃんの息遣いが聞こえるかのような描写。

そんな優しい優しいお話に私は惹かれ続けているのかもしれません。

 

モモちゃん動物園にいく

これは打って変わって娘が大好きなお話。

何度となく読みました。

ライオンが怖くて、ライオンが出てくるお話はほとんど読みたがらないのにこれは平気。

モモちゃんと友達のコウちゃんの素敵な体験がキラキラと幼い子供にも分かりやすく描かれているからでしょうか。

2歳児には全てを理解する事は難しいお話だと思うんですよね、多分。

何度も読んでとせがみ、動物達とモモちゃん達との会話を楽しんでいます。

 

 

「ちいさいモモちゃん」のお話の魅力ってなんでしょう。

これを機会に考えてみました。

松谷みよ子先生のお話はどれも柔らかです。

内容がそうでなくてもとても優しい。

「かちかち山」や「したきりすずめ」などの昔話を書いた絵本もあるのですが

 原作に即しているのか、今ではあまり見られない少し残酷な描写があってもその柔らかさは失われません。

ただただ優しい。

口に出して読むとその柔らかさは際立ちます。

読み手は自分の口から出るその優しい音に癒され、子供はその優しい音に包まれたお話の世界にどっぷりと安心して浸かることができる…

松谷みよ子先生の書くお話にはどれも共通してそんな特徴があります。

 

その中でも。

その優しさに包まれることができるのが、「ちいさいモモちゃん」のお話。

だから私は幼い頃からずっと惹かれ続けているのかもしれません。

 

 

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ)