先日、大好きな「ぎぼむす」が終わってしまった。
「ぎぼむす」=「義母と娘のブルース」。
綾瀬はるか演じる亜希子が、バツイチ子持ちの宮本良一(竹ノ内豊)と結婚し、その娘であるみゆきの義母になる。
それから10年にわたる軌跡(奇跡)を描いた話。
本だけでなく映画、TVドラマと別世界にどっぷりハマることが大好きな私。
「ぎぼむす」の世界にもしっかりハマらさせてもらった。
その大好きな大好きな大好きな…(endless)「ぎぼむす」。
本当に面白かった…。
綾瀬はるかの鉄面ぶりも大好きだったし小さいみゆきちゃんも大きいみゆきちゃんもただ健気で可愛らしかった。
竹ノ内豊の大らかさには癒され、みゆきちゃんの彼、ヒロキ君のスマートさにきゅんとし…。
でも何よりも誰よりも綾瀬はるかに並ぶくらいキャラが立っていたのが、佐藤健演じる麦田章。
いやいや…参りました。
彼は凄い、本当に凄い。
麦田章はイケメン。かなりの。
そしてダメ男。
綾瀬はるか演じる亜希子によって、最後には少々まともになるけれど。
第1回から観ると、麦田章のダメッぷり、本当に酷い。
ナニアレ。
思わずつぶやいちゃうほど。
そしてある意味本当に「奇跡」。
だってあの仕事のできなさっぷりで、よく今まで無事に生きてこれたわね!って言いたくなるほど。
ほんっとうに仕事ができない。
思わず毒づいてしまう。
でも。
あの象徴的な目を細める癖、このダメ男は以前にも観たことあります…。
そう!それは
この作品もめちゃめちゃ大好きでしっかり観ました~。
「天皇の料理番」
実在した料理人を元に描かれたお話で、その主人公を佐藤健が演じています。
まぁ~この料理人もかなりのダメ男っぷりで。
料理に出会うまでは(いや、出会ってからも?!)仕事を簡単に投げ出したり、急に婿入り先を飛び出してしまうなどその破天荒さは呆れるほどのもので。
この料理人もよくやってたんですよね、目を細める癖。
考えてみました。
なんでこの癖=佐藤健のダメ男キャラなの?って。
思うに。
佐藤健はイケメン。
そう!言わずと知れたイケメンです。
そのイケメンがダメ男を演じる時、その顔のままでやったらどうなると思います?
ダメ男に見えないんです。
若しくは。許されちゃうんです。
世間様から。
「この顔面だったらダメ男でも仕方ないよね~」
って私だったらきっと思ってしまいます。
目を細めてない佐藤健ならね。
(詳しく言うと目を細めるだけじゃなく、ちょっと鼻の下を伸ばし気味にしてます)
けれど目を細めてる佐藤健なら。
顔面の破壊力は少しパワーダウンし、代わりに視聴者にイラつきを与えます。
そう!ダメ男の匂いがプンプン出るんです!
佐藤健恐るべし。
でもかっこいい。
結局はかっこいいのか!!って突っ込まれそうだけど、でもかっこいい。
いい役者さんです。
シリアスな表情もハマるし、三枚目なキャラもそれでしっくりときちゃう。
私、別に取り立てて佐藤健ファンじゃぁありません。
イケメンだとは思うけど、私はどちらかと言えばブス専なので。
けどね、佐藤健が演じる役柄はどれも魅力的で「また彼の作品を観たいな」と思わせてくれます。
次はどんな役柄で出てくるのかな。
楽しみです。