3歳になり、第一次反抗期真っ只中の娘。
2歳の頃はイヤイヤ期がほぼ無く、なんとまぁ楽なこと!くらいに思ってたのですが、最近は少々手を焼いてます。
お話も上手だし、どちらかと言えば聞き分けも良いほうなので普段はさほど苦労しないのですが…眠い時と疲れてる時はダメですね(苦笑)
けどそれは大人も同じ。
私だって眠い時と疲れてる時にあれこれ言われたら「きー!」ってなっちゃいます。
甘えたい盛りの年頃でもあると思うので、そういう時は「大丈夫」って抱っこしてしっかり「甘え」を充電。
そうしたら、できなかったことも急にできるようになったり。
子供って本当に可愛いです。
ですが。
そんな私と娘との間にも、数日前までかなり上手くいかない期間がありました。
日数にしてみれば1~2週間程度だと思うんですが…結構辛かったです。
その原因となったのが、娘の「アカンベェ」
その1~2週間前も、たま~にしていたことはあったと思うのですが、途中からどんどんエスカレートしていったんです。
最初は「アカンベェはダメよ」って軽く言っていた私。
けれど、例えば娘がまだ遊びたいのに「もうお片付けしてね」と催促する私に頻繁に「アカンベェ」をするようになっていったんです。
「アカンベェはダメよ」
そう言っていたら舌だけを出すようになりました。
でも、結局意味合いは同じ。
私は「馬鹿」という言葉のように、意味なく人を傷つける言葉が大嫌いです。
だから娘にも
「ママが言うことが嫌なら嫌と言い張りなさい。アカンベェはむやみに人を傷つけるものなのよ?」
そう言ったけれど効果はありませんでした。
たかが子供のアカンベェ。
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれを日に何度もされると少しずつ滅入ってきます。
地味にパンチあります。
絶えず説明を重ねました。
ママはあなたが好き。
好きなあなたにアカンベェされるのは辛い。
ママはあなたを困らせようとして「〇〇してちょうだい」と言う訳じゃない。
ママの言うことを聞きたくないなら「聞きたくない!」ってしてくれても構わない。
だから、アカンベェはよして。
娘は私以外の人にはアカンベェをしません。
娘自身よく分かっているんです。
しちゃいけないことだって。
私に対してするのは「甘え」からだって分かってます。
主人からも「鵜呑みにしない方がいい」と慰められて、頭では分かっててもどんどん辛くなる…そんな日々が続きました。
主人も注意してくれ、私も注意し、その都度「分かった」と言ってくれたけれど止めなかった娘。
ある日のこと。
その日も朝からアカンベェをされたんです。
ちょうど電話をかけてきてくれた主人に、また相談していました。
それを聞いていたからなのか分からないけれど…
しばらくして娘が傍に来てこう言いました。
「ママ。もうアカンベェしないよ」
「もうアカンベェしないからね」
何を思って言ってくれたのでしょうか。
私は、またアカンベェされるかどうかなんてどうでもよくて、ただ自分からそう言ってくれた、その事が嬉しくて泣いてしまいました。
嬉しくて何度も
「ありがとう。ありがとう。ママは『もうしないよ』って言ってもらえただけで嬉しい。ありがとうね」
娘を抱きしめ言いました。
その日、娘は何度もその言葉を言いに来てくれました。
娘の決心が嬉しくて、私は毎回娘を抱きしめ、「ありがとう」と言いました。
それから。
その言葉のとおり、娘は「アカンベェ」を止めました。
アカンベェがエスカレートしてからは、ほぼ条件反射的にしていたと思います。
それが3歳の娘は自分の意思で止めたんです。
子供って本当に凄いなぁと思いました。
素晴らしいなぁと思いました。
子供には本当に教えられることばかりです。
私も彼女のように意志の強い人になりたい。
そう思わされた出来事でした。