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危険が迫った時、小さな子供が自分で身を守れる3つのこと。

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世の中には悲しいけれど、事故や事件、災害などが溢れています。

それらの危険を意識した子育てをあなたは考えたことがありますか?

 

子供の身に危険が迫った時、必ず親が傍にいられる訳ではありません。

酷な話ですが、例え幼くても自分の身は自分で守るしかないのです。

今日はそういった観点からもう一度子育てというものを一緒に考え直してみませんか?

 

 

いざという時、小さな子供の身を守ってくれる3つのポイントがあります。


・ 言葉の発達はやっぱり子供を危険から守ってくれる

・    危険を示す身近な看板や標識を覚えさせましょう

・    いざという時にママの言う事が聞けるかどうか

 

順に見てゆきましょう。

 

言葉の発達はやっぱり子供を危険から守ってくれる

危険から子供の身を守ってくれるものは何か?

そう考えた時、まず真っ先に挙げるとすれば、それは言葉の発達です。

 

言葉の発達のメリットはとかく知能面でばかりクローズアップされがちです。

ですが、それよりはむしろママとのコミュニケーションや、危険に遭遇した時に子供自身で自分の身を守ってくれる要素として必要不可欠なものではないでしょうか。

 

乳幼児であれば「ママー!」と大きな声で言えるかどうか。

もう少し大きくなれば「ここ痛い」と言えるかどうか。

 

ママは自分の子供の声を聞き分けられます。

ですから子供に危険が迫っている時、子供が大きな声で「ママー!」と叫ぶことができれば、近くにママがいればすぐに駆けつけることができますし、助けられる確率がぐんと上がる訳です。

仮にママが近くにいなくても、他に大人がいれば非常事態が起こっていることを察知してくれます。

 

なので、普段から

「とっても困ったことがあったら大きな声でママを呼ぶのよ」

そう話しておくといいかもしれません。

また大人しい子供であれば、いざという時大きな声を出せるかどうか確認しておく必要があります。

 

 

「ここ痛い」と言えることは実際に怪我や病気をした時に必要です。

少し言葉が理解できるようになったら体のパーツも細かに教えておきましょう。

 

事故や事件、災害に巻き込まれた場合は人は皆動揺します。

子供が「ここ痛い」と言っていても中々伝わらないために余計パニックになり、最悪の場合、対処が遅れることも考えられます。

体のパーツを正確に言えることはそれくらい大切なことです。

同時に、普段から怪我や病気をした時は痛い場所を伝えるよう教えておきましょう。

 

子供はよく怪我をします。

 

怪我をする瞬間をママがいつも見てあげられていたらよいのでしょうが、実際はそうもいきません。

椅子から落ちてどこをぶつけて痛いのか分からないことも多くあります。

そういう時、「ギャー!」と泣いている子供より大きくいつもより低い声でゆっくりと

「大丈夫!ママが痛いのなんとかしてあげるから痛い場所を教えて」

と言いましょう。

 

最初はすぐに教えてくれないかもしれません。

しかし何度も繰り返すうちに、痛いけれど一瞬だけ泣き止んで「ここ」と指差してくれるようになります。

そうすればママは正しい場所を冷やしてあげられます。

 

事故や事件、災害時にはママも動揺している訳ですから、普段からこういった習慣をつけておくことはママと子供双方にとってとても重要なことです。

 

危険を示す身近な看板や標識を覚えさせましょう

小さな子供が自分自身で身を守ることのできる方法の一つに看板や標識の把握があります。

一人で歩けるようになった頃の子供には必要な知識です。

「まだ字も読めないのに無理ではないだろうか…」と不安になることはありません。

字としては認識できなくてもデザインとして覚えることは可能だからです。

 

これは実際にお出かけをした際に教えると効果的です。

まずはよく立ち寄る場所、子供が大きくなったら一人で行くかもしれない場所を中心に始めてみましょう。

 

例えば工事現場などの近くにある「立入禁止」の文字。

またエスカレーターの側面に貼ってある「ここで遊ばないで」のマーク。

 

こういったものを見つけたら、どんな意味のあるものなのかを子供にきちんと説明してあげましょう。

大抵は目を引くデザインですので、子供の記憶に残ります。

それを繰り返すことで、子供は自ら危険を回避することができます。

大きくなるに従い「一旦停止」や非常口のマークなども覚えていくとよいですね。

 

何が子供を守ってくれるかわかりません。

子供が一人で対処しなければならない事態に遭遇した時を考え、無理のない範囲で少しずつ教えてゆきましょう 。

 

いざという時にママの言うことが聞けるかどうか

「もっとママの言うことを聞いて欲しい」

それはやんちゃな時期を迎えた子供を持つママなら誰しも一度は思うことですが

「いざという時に絶対的にママに従える子にしておかないといけない」

そんな風に考えたことはありますか?

 

とても強い言い方をしましたが、危険時には本当に必要なことです。

災害時を想定してみてください。

まず被災した時、ママの言うことが聞けなければ…想像しなくてもわかりますよね。

 

普段からいつも甘いばかりで接していると、そんな時子供は言うことが聞けません。

けれど、普段厳しく接してばかりいると、そういう時に強く言ってもやはり従わないことがあります。

なので日々の中でママに絶対に従わなければいけない時とそうでない時のオンオフをしっかりしておくことが必要になります。

 

泣きわめく子を無理やり…というのは従わせることではありません。

「今はママの言う事を聞かなければいけない大事な時なんだ」

そう心から子供に思わせることが「従わせる」ということです。

 

 

次に被災した直後だけではなく避難場所での行動についても考えてみましょう。

誰もが皆我慢を強いられる生活をしなければなりません。

そういった場所で子供に言う事を聞かせられなかったら…?

 

危険な目に遭うのは子供です。

目立って騒いだり大声で泣き喚く子供に、ストレスを感じる大人や年長の子供もいるからです。

「小さな子供だから…」と思ってもらえればよいでしょうが、現実はそうもいきません。

そのストレスを、ママのいない場所で直接我が子にぶつけてくる場合もあるかもしれません。

 

日々の中でママに絶対的に従わなければならない場面はそう多くはありません。

 

例えば駐車場や道で急に走り出そうとした時。

例えばコンロやヒーターに手を伸ばそうとした時。

 

そういった場面できちんと叱り、危険を説明し、威圧で従わせるのではなく言葉を理解した上で従ってもらえるような関係を少しずつ作ってゆけるといいですね。

 

以上で、危険が迫った時、子供の身を守ってくれる3つのことについてお話しました

 

最後に…

子供は大切な宝物です。

どんなママであっても全身全霊で愛してくれるかけがえのない存在です。

 

大切な子供をいつも傍にいて守ってあげられるなら、それが一番安心かもしれません。

でもそれは子供の成長にとって良いことではありません。

そして現実問題、ずっと傍にいることもできませんよね。

 

子供を一番守れる存在であるママが一緒にいられない時、子供の身を守れるのは子供自身です。

幼くてもそれは同じです。

そして悲しいけれど世の中には危険がいっぱいあります。

だから子供に危険が迫った時、少しでも子供が自分の身を守れるようにしておくこともまたママの愛し方の一つだと思うのです。

 

普段は子供が危険に晒されることなんて考えたくもないかもしれませんが、時にはそういった事態も想定して子育てを考えてみてはどうでしょうか?

 

(ブログ「満腹女子」よりお引越し。2018.2.21作成記事 一部編集しました。)