育児をしていて「これはよかった」と思うことの一つに独自のデンタルケアがあります。
とっても上手くいったと思うので、今日はその方法をご紹介。
離乳食が始まり、歯が生え始めた赤ちゃんを持つママは是非読んでみて下さいね。
子供が大きくなるにしたがい、苦労する育児の一つに「仕上げ磨き」があります。
だから子供の定期健診やプレイルームの子育て講座などでは歯磨きの方法などがレクチャーされますし、知育教材でもよく取り上げられているテーマです。
でも少し違和感を感じるのがその内容。
その両方に触れたことがある方なら分かると思うのですが、知育教材では「歯磨きは楽しいよ~」みたいなニュアンスで子供達に訴えるのに対し、パパママ対象の子育て講座などでは「いかに嫌がる子供を上手く押さえて手早くやるか」がテーマだったりするんですよね(笑)
テーマが一方通行です。
私は娘が離乳食を始める前くらいから歯磨きについて色々調べ、その後、自分なりに改良しながら実践したところ、3歳になった今も全く嫌がらず仕上げ磨きをさせてくれるようになったのでそのポイントを今からお話したいと思います。
キシリトールで虫歯予防&「歯磨き楽しい~」のインプリンティング
歯磨きは最初が重要。
赤ちゃんに不安を抱かせないことが一番です。
そのためにはまずキシリトール粉末を用意。
食事後にほんの少量、歯ブラシにつけます。
まだ歯が生える前なら優しく歯茎にちょんちょん。
生えた後なら優しく歯ブラシで磨きます。
赤ちゃんはまだ甘いものに慣れてません。
なので、すぐにキシリトールの甘さが気に入って簡単に歯を磨かせてくれるようになります。
そしてキシリトールなら虫歯予防にもなりますよね。
一石二鳥です。
ちなみにウチが使っているのはこれ。
これ、結構もつんですよね~。
とりあえず1年半くらいは持ちます。もっとかな。
湿気に弱いので冷蔵庫保管で。
ウチは一回につき全部生え揃った状態で、コンビニのコーヒーに付いてくる小さなスプーンすりきれ一杯の量を使います。
大人も虫歯予防に使えますよ。
座ったまま歯磨き
仕上げ磨きを嫌がらない子供に育てるために、重要なポイント2つめは磨く姿勢。
よく推奨されているのは座ったパパママの膝に頭を乗せさせて(嫌がる子は手足を足で押さえて…)上からパパママが覗きこんで磨く姿勢。
でもこれってやりにくくないですか???
まず、子供の口からパパママの目まで距離があるため見にくい。
ただでさえ口の中は暗いのに。
視力が良いパパママなら現実的ですが、現代社会、視力が良くない大人の方が決定的に多いですよね…。
どうせ磨くならよく見えた方が効果的に歯磨きをすることができます。
(あと、身体が固いパパママは多分しんどいですよね、この姿勢)
次にこの姿勢、子供からすると結構怖いらしいです。
顔が逆さまになり影が出来て暗く目は真剣。
顔は下を向くと顔の肉も落ちて老けて見えるので余計に怖い。
子供には脅威以外のなにものでもありません。
そこでオススメするのが座っての歯磨き(初級編)。
これは歯磨きを始めたばかり~奥歯4本が出てくるまでの赤ちゃんにオススメかな。
赤ちゃんの目線にパパママの頭が来る高さに座り、そのまま磨くだけです。
奥歯4本が生えてくるとこの姿勢では磨きにくいのでオススメしませんが、仕上げ磨きそのものを嫌いになってしまって全くさせてくれないような大きなお子さんでもオッケー。
何よりも子供の口とパパママの目がとても近くなるので磨きやすいです!
パパママが上手に磨ければ無駄に時間を使うこともありません。
子供が慣れてくればより丁寧に磨いてあげることも可能です。
抱っこするみたいに歯磨きしてみよう(上級編)
仕上げ磨きにあまり抵抗がなくなった&奥歯4本が生えてきたら、子供を寝かせて仕上げ磨きをしてあげましょう。
これなら奥歯4本もしっかり見えます。
とはいっても先ほど書いた子供をパパママの膝に乗せて~の従来の仕上げ磨きの仕方はNG
理由は書いたとおりです。
じゃあどうするか?
子供を寝かせます。
その上に頭を同じ方向にして子供にまたがり抱っこするみたいにして四つん這いになります。
で、そのままシャカシャカ。
これは座って仕上げ磨きするよりも見えやすく、綺麗に歯磨きできます。
上の歯を磨く時は、子供の肩甲骨に手をあて、少し首を反らせるようにして磨くと上の奥歯まで綺麗に磨けますよ。
子供はみんなパパママの抱っこが大好き。
抱っこされてるみたいで安心するようで抵抗なく磨かせてくれます。
全て磨き終えたら、子供をそのままぎゅって抱きしめてあげましょう。
仕上げ磨きがパパママと子供にとって少しは楽しい時間になる筈。
(番外編)
腕力のあるパパ(ママ?)なら片手で横抱きにして磨くのもオススメ。
これも見えやすいようにパパが上手く子供の角度を変えながら磨けるので磨きやすく、子供は抱っこされてるので嬉しそう。
いかがでしたか?
仕上げ磨きは育児の中でも本当に大変で、毎日逃げ回る子供と格闘しているパパママも多い筈。
子供のためを思ってすることなのに、毎回怒らなければならないのもパパママにとってはやるせない気持ちになりますよね。
上記したやり方が正解という訳では勿論無く、パパママと子供双方にとって負担のない仕上げ磨きを見つけるきっかけになれば…と思い書かせていただきました。
仕上げ磨きは子供の歯をパパママが愛情持って優しく綺麗に仕上げてあげるもの。
それができるのであれば、どんな方法だってどんな姿勢だって構わないんです。
自分と自分の子供にあった仕上げ磨き、見つかるといいですね。