私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

話し始めた子供の言語力を伸ばす話しかけ方とは?

今日は、「育児を楽に♪言葉の発達に役立つ話しかけポイント3つ」でお話した中での「成長に合わせ言葉を足す」について、もっと具体的にお話したいと思います♪

 

単語を話し始めた子供への2語文の返し方は前回お話したとおりなので、今日は2語文を話し始めた子供への話しかけ方からです。

  • 2語文には形容詞や適切な言葉で返そう
  • 形容詞や適切な言葉を言えるようになったら助詞を加えてみよう
  • 女子を使って話ができるようになったら詳しい説明を増やして会話を返そう

 

 

2語文には形容詞や適切な言葉で返そう

「わんわん いる」「とまと たべたい」など2語文を話し始めるようになると、ぐんとコミュニケーションができるようになりママも少し楽になりますよね♪

その調子で言葉を増やしていってあげたいものです。

 

2語文を話し始めるようになったら、形容詞を足してあげましょう。

「わんわん いる」→「白いわんわん いるね」

「とまと たべたい」→「赤いとまと たべたいのね」

という風にです。

 

形容詞は色の他、「大きい」「小さい」「高い」「長い」という風に色々ありますが、女の子は色彩に敏感な子が多いので色を、男の子には大小や高低、長短を最初は意識して言うようにすると良いかもしれません。

 

また同時に赤ちゃん言葉から適切な言葉への移行も始めましょう。

「わんわん」→「いぬ」

「まんま」→「ごはん」などです。

 

ここで一つ注意点があります。

それは子供の言った赤ちゃん言葉を否定しないこと。

 

大人が一生懸命になるあまり

「わんわんじゃないよ、いぬ だよ」と否定してばかりいると、せっかく話す楽しさを覚え始めたのに自分の言葉に自信が持てなくなり、言葉を発するのをためらうようになってしまいます。

 

最初は

「わんわん いる」→「そうだね、わんわんいるね、いぬさんいるね」という風に並べて話してあげると良いでしょう。

子供がわんわん=いぬと理解できればそれでOKです。

 

話し始めた子供には発音しやすい音と発音しにくい音があります。

なので「いぬ」だと分かっていても「わんわん」が言いやすいのでそちらを選択してしまうのです。

それは言葉が上手くなっていく過程で自然に移行されていくので、赤ちゃん言葉から適切な言葉への切り替えは気長に行いましょう。

 

形容詞や適切な言葉を言えるようになったら助詞を加えてみよう

「白いわんわん いる」「赤いとまと たべたい」と言えるようになったら次は助詞です。

助詞にもさまざまな働きがありますが、今回は主語と述語をつなぐものと考えてください。

 

例としてはこんな感じです。

「白いわんわん いる」→「白いわんわんいるね」

「赤いとまと たべたい」→「赤いとまとたべたいのね」

 

ここからは言葉を返すママとしても少し難しく感じるかもしれません。

なぜなら普段、日常会話では助詞を省くことが多いからです。

 

ママ友同士でも

「今日 ごはん 食べに行かない?」

「いいね。どこ 行く?」

というような会話をしませんか?

 

それを子供に対しては

「今日ごはん食べに行かない?」

「いいね。どこ行く?」

とする訳です。

 

ちょっと大変かもしれません(笑)

けれどこの、助詞を入れて話しかけをするというのはかなり重要です。

長期ですが小学生低学年くらいまでは必要と考えてよいでしょう。

 

 

 

育児は長期戦です。

なのでママが楽になれる育児をしてゆくことが大事。

 

助詞は子供の文章読解力を育てます。

助詞は文章の意味を決める重要な要素なので、助詞を理解していなければテストの問題を理解できません。

そして文章読解力の差は学力の差につながります。

小学生はまだ良いですが、中学高校になるにつれ文章読解力のない子供は成績を思うように伸ばすことができなくなるでしょう。

 

この時期から助詞を入れた会話を心がけることは、将来子供が勉強で苦労しないように(=傍で見ているママが苦労しないように)するためです。

 

助詞は意識して使うものではなく感覚的に覚えこませることが大切なので、最初は大変かもしれませんが是非、助詞を足した話しかけをしてあげてくださいね。

 

助詞を使って話ができるようになったら詳しい説明を増やして会話を返そう

助詞を使って会話ができるようになってきたら、子供の会話に詳しい説明を増やして会話を返してみましょう。

 

「白い犬がいる」→「白くて毛足の長い犬がいるね」

「赤いトマトを食べたい」→「赤くてつやつやのトマトを食べたいのね」

という風にです。

 

普段使わない単語を積極的に取り入れましょう。

助詞も使って話ができる頃になると、言葉の吸収もとても早いのでなんでもすぐ覚えてくれます。

いろんな単語に触れさせてあげれば、自分の気持ちや欲求を的確に伝えることのできる子供へと成長してくれます。

 

 

 

いかがでしたか?

今日は、段階に応じた子供への話しかけ方についてお話しました。

 

最後に大事なポイントをもうひとつ。

 

ママは一生懸命になり過ぎないようにしましょう。

 

言語力をアップさせることは、コミュニケーションを図る上で大切なことです。

ですがママが一生懸命になってしまうと、その熱のあまり言葉が強くなってしまうこともありますよね?

まだ話し始めたばかりで、子供にとっては「伝わる」ということが面白くて仕方がない時期。

「話すことは楽しいんだ!」という気持ちを育てるためにも、適度に力を抜いてママは話しかけをしてあげてくださいね♪

 

(ブログ「満腹女子」よりお引越し。2018.2.17作成記事 一部編集しました。)