先日、「はらぺこあおむし」の翻訳者の方が亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りします。
- 作者: エリック=カール,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2010/08/23
- メディア: ハードカバー
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3歳娘も、以前は「はらぺこあおむし」の絵本には大変お世話になりました。
とっても有名な絵本ですけど、購入時は私が買おうと思って買った絵本ではありませんでした。
絵本がとても大好きで独身時代は集めているほどだった私自身としては「はらぺこあおむし」はあまりに有名な絵本ですし、敢えて手を出してないような感じでした。
ありますよね、そういうもの。
いつでも簡単に買える、いつでも簡単に見つけられる、そういうものって「いつか」って思いつつずっと手を出さないみたいな(笑)
私にとってはそういう位置付けの絵本でした。
だから購入時、娘には別の絵本を買ってあげようと思っていたんです。
当時は確か1歳になったくらいの頃だったと思います。
話は変わりますが…
いもむし・あおむし系ってどうしてあんなに子供に人気があるのでしょうか(笑)
例えばぬいぐるみ。
こういうの、 虫嫌いだと受けつけないですよね(汗)
でも結構プレイルームやおもちゃ屋さんでも見かけます。
あと「いないいないばぁ」のむしむしくん。
いないいないばあっ!むしむしくんとあそぼう―もぐもぐいただきま~す! (おはようテレビえほん―ぱたぱたしかけえほん (184))
- 作者: 木村裕一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11
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っていうか、これむしむしくんて言うんですね。
今まで知りませんでした(汗)
「いないいないばあ」の中で、むしむしくんがTVの前の子供に話しかけてくれるんですよね。
「ぼくのこと好き?」なんて(笑)
娘に至っては夢中になって「すきすきすきすき~!!!」って叫んでます。
いもむし・あおむしの魅力…それはとてもじゃないけど私には解りません。
けれど子供が好きな虫であることは確かです。
「はらぺこあおむし」は当時1歳の娘が見つけました。
まだおぼつかない足取りで、「はらぺこあおむし」の絵本を始めとした様々なグッズが積み上げられてるコーナーで、娘は一生懸命にこの絵本を見ていました。
子供のいもむし・あおむし大好きセンサーが働いたのかな(笑)
1歳なんて、何かに執心するというのはあまりない時期ですから、本人が気に入ってるならまぁ買おうか…みたいな感じで購入したのを覚えています。
それから、たくさん読みました。
子供の目を惹く色彩。
子供の大好きな果物や、まだ食べたことないけれどいつか食べてみたい食べ物が沢山並び、食いしん坊の娘は食べ物シーンになると毎回興奮してました。
そして…きっと子供にとっては不思議な場面なんでしょうね、緑のはらぺこあおむしが茶色いさなぎになり、綺麗な蝶に変身する…。
小さなドキドキと小さな感動が詰まった「はらぺこあおむし」
子供にこびるのではなく、けれどとても優しい言葉で話が綴られています。
女性的な口語表現も出てくるんですけど、全体の文調はさっぱりとして淡々としていて。
翻訳者である森比左志さんが男性だからなんでしょうか。
父性的な温かみを感じさせる絵本です。
何度も何度も読み、そのうち遠のき、3歳になった今では「はらぺこあおむし」は時折思い出したように持って来る絵本の一冊になりました。
けれど、本棚にある背表紙を見ると今も「もっかい読んで」としきりにせがんでいた幼い日の娘の姿を思い出すことができる大切な大切な一冊です。
- 作者: エリック=カール,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2010/08/23
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