私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

ミヒャエル・エンデの不思議な世界を絵本で楽しもう「ゆめくい小人」

まだ11月。

けれど心は師走。

完全に走ってます。

やりたいことやらなければならないことが多すぎて、ここで書きたいことは沢山あれど文章をまとめる時間がない…。(特に子育てのお話が…ね)

1日35時間くらい欲しいです。

 

今日は「ゆめくい小人」という絵本から。

ゆめくい小人 (世界の絵本)

ゆめくい小人 (世界の絵本)

 

 作者はミヒャエル・エンデ

一世を風靡したあの作家さんです。

はてしない物語」(映画では「ネバーエンディングストーリー」や「モモ」が有名ですよね。

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

 
モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

私も昔、初めて「はてしない物語」に出会った頃は、あっという間に恋に落ち、どうしても本が欲しくて買いました。

話の内容と本の実物を知っている人なら分かると思うんですけど、あの装丁と挿絵は物語の中に出てくる「はてしない物語」の本そのものなんですよね!

当時、もう中学生だというのにそれでも興奮して読んだ覚えがあります。

今回紹介する「ゆめくい小人」もその作家さんのお話。

 

(ここからネタバレ)

あるところにまどろみ国という国がありました。

その国のお姫様であるすやすや姫は、悪夢にうなされ良く眠れなくて困っていました。

父親である王様はその悩みを解決すべく旅にでます。

ひたすら旅をして出会ったのはゆめくい小人。

すやすや姫の悪夢を食べてくれるので、すやすや姫はよく眠れるようになりました、というお話。

 

ミヒャエル・エンデ独特の不思議な世界。

なんだか怖いような、けれどコケティッシュなゆめくい小人は、「はてしない物語」で出てきた多くの登場人物と共通するところが沢山あります。

ミヒャエル・エンデを読んだ人なら分かると思うんですが、描写がとにかく特徴的。

すごく分かり易い…というか、見たことがなく空想上の生き物なのに文章だけでとてもリアルに想像できるというか…。

このゆめくい小人についての描写もそう。

「そういって、大きな口を いっぱいに あけたので、あたまや ぼうのような 手足は、 口のうしろに かくれてしまいました。」

この一節が一番のお気に入り。

口のうしろに隠れるなんて、まるで身体の外と内がひっくり返って逆になってしまうような、なんとも面白くってけれどもとってもリアルにイメージできませんか?

 

昔、ミヒャエル・エンデにハマった人も読んだことのない人も、とてもとても素敵な世界なので一度見てみて下さいね♪

 

 

ゆめくい小人 (世界の絵本)

ゆめくい小人 (世界の絵本)