私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

綺麗な色が好きな子供に読んで欲しい色の始まり「いろいろへんないろのはじまり」

日毎に気温が下がり、PCを打つ指先もすっかり冷たくなってしまいました。

街はクリスマスムードに切り替わり、年の瀬を感じますよね。

慌ただしいけれど、だからこそ、できるだけのんびりした気持ちでいられたらなぁと思う今日この頃です。

 

さて、今日ご紹介するのも私が独身の頃に購入した絵本です。

(そして今はやはり3歳娘の絵本になってしまってます…泣)

いろいろへんないろのはじまり

いろいろへんないろのはじまり

 

 これは綺麗な色が大好きな私自身が気に入って購入した絵本、そして私と同じように綺麗な色が大好きな娘のお気に入りになった絵本です。

だから、全ページ色彩豊かな挿絵で描かれてる訳じゃないんですけど、綺麗な色が好きな子供ならきっと喜んでくれる一冊。

 

あるところに色のない世界がありました。

みんなは無表情で魔法使いはその世界に疑問を持ち、自宅の地下室へと降りていきます。

あれを混ぜこれを混ぜ…そうして最初は青色を作りました。

そしてそれを近所の人々に分け与えます。

美しい青色の世界に喜ぶのも束の間、人々は不足を感じ、魔法使いはまた別の色を作ります。

繰り返し繰り返し…。

最後には美しい世界になってTHE ENDという訳ですが、話の途中には色の持つ効果について分かりやすく書かれています。

色が与える心理的効果なんて中学生くらいの美術でないと習わないですよね?

それが小さな子供にも分かりやすく描かれていて、とても読み応えのある一冊となっています。

挿絵の表情豊かな動物や人々も魅力的です。

全部が青色の世界になってしまったりするので見にくいのですが、その中にも細かく人々の生活が描かれているので、娘は面白がって探し絵のようにも見ていました。

この絵本自体は平仮名で書かれているけれど、文字量としては多く、裏表紙に「中央児童福祉審議会推薦図書」「全国学図書館協議会選定図書」と記してあるので、もしかすると小学生低学年向けの本かもしれません。

でも、話の展開としては決して複雑なものではなく、似たような文章を繰り返す部分も多いからでしょうか。

娘は2歳をピークによく読んで欲しいとせがんできていました。

 

だからきっと綺麗な色が好きなお子さんであれば、幼くても楽しめる絵本だと思います。

機会があれば一度見てみて下さいね。

 

 

いろいろへんないろのはじまり

いろいろへんないろのはじまり