私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

怒らないってことは優しいってこと?3歳娘の言葉の意味について考える。

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3歳だからなんでしょうけど、娘の試し行動にちょっと疲れてます。

「〇〇しないで」って言うとわざとそれをして私の反応を見てます。

3歳は第一次反抗期だって言われるけど、その中身って多様なんですね。

知りませんでした。

今日は、最近駄目だと分かっていても怒ることが増えた私に娘が言った言葉についえ考えてみたいと思います。

 

昨日の夜、寝る直前まではしゃぎまくる娘を怒ったんです。

毎晩毎晩のことなんですけどね、昨日は寝るのがいつもよりも遅くって早く寝かせたかったから、焦りも手伝って怒りました。

その時、娘が言ったんです。

「〇〇ちゃん(娘の名前)のお腹の中にある『優しさ』を少し分けてあげる」

それはママが優しくないってこと?

「そうだよ」

どうして優しくないの?

「怒ってるから」

怒ってると優しくないの?

「うん。怒らないってことは優しいってことだよ」

…。

 

その後、娘には

「優しさから怒ることもあるんだよ?〇〇ちゃん(娘の名前)が危険なことしている時は怪我をして欲しくない気持ちから怒ることもあるんだから」

そう言ったんですけど、私の中では何かがひっかかったままでした。

 

娘を寝かしつけた後、主人にその事を話してみました。

主人はほぼ怒らない派の人間です。

「全く怒らないってことは難しいと思うけど…『優しさ』って名前をつけて怒りを正当化していることはあるかもね」

そんな感じの意見でした。

至極最も。

 

確かに『優しさ』って言って怒る自分を正当化してるな~なんて思いながらも、それでももやもやしながら眠りました。

翌朝。

少し先に起きた娘が目覚めた私に言ったんです。

「昨日のお話覚えてる?」

なに?

「怒らないってことは大好きってことだよ」

そうなの?じゃあ怒るママは〇〇ちゃん(娘の名前)のことが好きじゃないってこと?

「そうじゃないけど…怒らないってことは大好きってことだよ」

…朝から難しい。

 

それからいつも通りの一日が始まりました。

朝食を作り、食べさせ、洗濯や洗い物、掃除をしながら娘の相手をし…。

怒らないようにしようと思いました。

でも色々あって…。

何度も何度も冷静に穏やかに娘に注意していたのに聞いてくれなくて、声を荒げてしまったんです。

娘には

「ママの気持ち分かってない!怒っちゃだめなの分かってるけど、ママだって〇〇ちゃん(娘の名前)が楽しく過ごすために注意してたのに全然聞いてくれなかったでしょ?怒らないようにずっと穏やかにお願いしてたのに。全然ママの気持ち分かってない!」

…大人げないですよね。

 

でも。その後こう思ったんです。

いくら私が「優しさ」だと思って怒っても、受け取る側の娘がそう感じていないんなら、その怒りは「優しさ」じゃないんじゃないか。

娘は私が怒った後よく言います。

「ママ、大好き」って。

私の娘への愛を再確認するように。

私自身が娘を大事に思うために怒ったことでも、娘が「怒らないことが大好きってこと」と認識しているなら、その私の怒りは「大好き」じゃないんじゃないか。

 

優しさゆえの怒りって多分もっと成長すれば理解できると思うんです。

ああ、この人は私のことを思って怒ってくれてるんだなぁって感じた経験は大人になればありますよね。

でも幼い子供にとっては違う。

幼い子供に複雑な感情を理解するのは難しい。

愛想笑いと同じです。

皮肉と同じです。

子供は素直だから額面通りにしか受け取らない。

 

少なくとも3歳娘にとっては怒るってことは優しさじゃないし大好きじゃないってこと。

それをよくよく思い知らされた出来事でした。

 

だからって、私自身、これからも怒ることが完全になくなる訳ではないと思います。

でも、娘が「怒らないってことは優しいってこと」「怒らないってことは大好きってこと」という認識でいること、子供は感情を額面通りで受け取ること、私の複雑な感情が娘に伝わっていなければ私の怒りはただのネガティブな感情の爆発としか受け取られないことを胸に留めておけば、また今までとは違う形で娘と接することができるんじゃないか、そう思います。

 

子育てって本当に毎日勉強ですね…。