私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

ネガティブすぎる(笑)!!「みにくいあひるの子」発見!!

ささささむ~い…

空は晴れててただただ青いのに寒いです~。

まだ12月上旬だし小春日和っていうんでしょうけど、そんな和やかな気分になれません(泣)

冬は始まったばかりなんですけどね、もう春が恋しいです。

旬の食材は当分冬のままでいいですけどね。

みかん美味しいし。

 

さて。

タイトルにあるとおり、ネガティブ過ぎる!!「みにくいあひるの子」絵本を発見しました!!

みにくいあひるの子 (えほん 世界のおはなし)

みにくいあひるの子 (えほん 世界のおはなし)

 

 「世界名作」と名が付く昔話や童話には、いろんな解釈がなされたり現代風に書き換えられたりした沢山のバリエーションがあるのは知っていました。

が、しかし。

育児して改めて読み返すと本当に沢山のバリエーションがあるんですよね!

3歳娘は今、そんないわゆる「世界名作」ものや日本昔話が大好きで実に様々なお話を一緒に読むんですけど、「ももたろう」ひとつとっても実にいろんな展開や結末があるんです。

それが面白くて、知っていても色んなバリエーションを楽しめるのがそういった「世界名作」ものや日本昔話の魅力だと思うんですが。

 

今回ご紹介するこの「みにくいあひるの子」

破壊力が凄すぎます(笑)!

ネガティブ過ぎる!

「みにくいあひるの子」って元々そんなポジティブな話ではないし、今まで読んだ「みにくいあひるの子」も勿論そうなんですけど。

この本は…もう、次元が違う(笑)

 

猟犬に見つかり食べられなくてほっとする場面。

「僕が醜いから犬はかみつかなかったんだ…」

お百姓さんが家で飼ってくれることになって、そこの子供達が一緒に遊ぼうとしてくれてるのに、

「うわぁぁぁ!またいじめられる~っ!」とばかりに逃げ惑い、ミルクの壺にどぼーん!バターの樽にどぼーん!小麦粉の桶にどぼーん!

挙句の果てに、遠くに白鳥達を見つけて近くに行きたいと思う場面。

「僕は醜いから近づいたら殺されるかもしれない。でもいいんだ、行こう」と根拠のない白鳥達の殺意を勝手に憶測しながら一大決心。そして近づいた白鳥達に真っ先にあひるの子が言う言葉がこれ。

「さあ、僕を殺してください!」

初対面でそれ?!

 

まぁ生まれてからの外的環境が、彼の性格に大きな影響を与えたのは分かるんですけど。

それにしてもそれ?!

ネガティブっていうか…被害妄想っていうか…

 

「みにくいあひるの子」は作者のアンデルセンが貧しい靴職人の子として生まれ、童話作家として大成するまでの苦難の前半生を表現していると言われています。

相当苦労されたんでしょうけど、本人も相当ネガティブだったのかな。

いやはや、「世界名作」ものも「日本昔話」も、昔から読まれている子供向けのお話って子供向けなのに色々奥が深いです…。

 

 

みにくいあひるの子 (えほん 世界のおはなし)

みにくいあひるの子 (えほん 世界のおはなし)