突然ですが。
髪を15cmくらいバッサリと切りました。
この暑さ。
いつも縛ってたんですが、ここ数日毎日頭痛薬のお世話になっていて。
暑さのせいなんでしょうけど、髪をずっと縛っているのも一因かと思いバッサリ。
それでも肩下10cmくらい?
縛れないと本当に暑い時不便なんでこの長さなんですが、もうちょっとギリギリまで切ろうか思案中です。
今日は、前記事でお話した
でご紹介した自作の数字カードによる1桁足し算のお話。
言葉での説明が難しいので、写真を多用しますね。
まずは、準備するもの。
単語カードに0~9までのシールを貼ったものを作成します。
大事なのは
・5個並びで作ること
・右上に小さく数字を書いておくこと
・裏には大きく数字
これを3セット、ウチでは作成しました。
幼稚園の間に3桁足し算を可能にするためです。
あと、3つの足し算もできるように。
あとは、記号も作っておきます。
時間があるときにこっちも作っておきます。
10~18までです。
18までなのは1桁足し算の最大数が18だから(9+9=18)
これも3セット作るのでお時間のある時に。
(すぐには使わないのでゆっくりで大丈夫です~)
同じように
・5個並び
・右上に小さく数字
・裏には大きく数字
準備ができたら、
まずは①ものの量や数と数字の関連付けから。
最初に作成した1桁の数字カードを使います。
これをフラッシュカード形式で覚えてもらいます。
シールの並びで瞬時に数字を言えるように。
ものの量と数字を関連付けさせます。
これは、あとあと繰り上がるような1桁足し算のところで必要なので焦らずにしっかりと行います。
ある程度の速さで、ある程度の正答率で答えられるようになったら次はこちら。
②シールで足し算をさせます。
まずは足して10になる組合せだけを始めましょう。
最初はシールを数えるので大丈夫。
丁寧に時間をかけて『決してムリをさせず!』遊び感覚で行います。
間違っても大丈夫。
ここでパパママが本気になってしまったり、間違ったところを責めると『勉強=楽しくない』になってしまうので、ひたすら遊びで行うとよいです。
きちんと答えられても答えられなくても、最後は必ず答えのカードを隣りにおきましょう。
シールのポチポチがどこに移動したのかを一緒に確認できると良いです。
(2+6=8なら『2のポチポチが6のここに増えたね』など)
③繰り返すうちに、シールを数えなくてもカードを見ながらシールのポチポチを移動させて、答えのシールのポチポチ配置をイメージできるようになります。
数えるのが早くなったら『イメージできてるよ♪』のサインなので、できてる組合せから裏の数字に切り替えて足し算をさせるようにしていきましょう。
※2+3や3+4、3+3、4+4は中々イメージするのが難しいので(頭の中で並べた5個のポチポチを瞬時に5個と理解する力が幼い子だとまだ弱い)。そこらへんはゆっくりで大丈夫です。
むしろ5+3や6+3の方が簡単に解けるようです。
慣れてきたらシールを数えずに、答えるよう伝えて下さい。
シールの数字カードを見てフラッシュ形式で数字を答えられるようになっていれば、足してシールのポチポチを移動させた形がなんの数字かは答えられるようになっている筈なので。
それが答えられないORものすごーく時間がかかるということは、もう少し①や②に時間をかけてあげましょう。
とにかくムリはさせずに。
もしも悩むようなら、大きな数字だけポチポチに変更するのもあり。
ここまでが足して10になるまでの足し算方法。
④次は、足して11以上の練習です。
まずは作成しておいた11~18の単語カードに慣れさせます。
5個並びが2つで10ということを意識してもらいましょう。
そうすればあとは簡単。
これも丁寧に時間をかけて瞬時に答えられるようにしていきましょう。
⑤そして足して11以上になる計算です。
だいぶ数字に慣れてきていると思うので、④と平行しても大丈夫です。
まずはポチポチでの計算から。
最初は難しいと思うので手伝ってあげましょう。
初めから答えのシールの数字カードを置いて、どこにどう移動したのかを確認するのもアリです。
この場合は、『5個が2つで10だよね。あとはシールのぽちぽちが4つだから14』
※幼児だと10+1=11と分からない場合も多いです。
なので、それは最初に説明をしておく必要があります。
最初に足して10になるまでの計算ができている子なら、シールの数字カードの10と1を見せ、10+1=11になること、10+2=12、10+3=13…と教えていくと、比較的簡単に理解できると思います。
早めに定着させた方がこのあとやりやすくなるので、折を見て10+aの答えを聞いておきましょう。
⑥最後に慣れてきたらこれ。
ウチの娘は今、この途中段階です。
頑張れば答えられるけど、気が乗らないと答えられない感じ(笑)
そういう時は『8にいくつ6のポチポチを移動させたら10になる~?(『2!』)そしたら残りはいくつ~?(『4! あ、14だ!』)』みたいな聞き方をしています。
それでも難しかったら両方、若しくは一方をシールのポチポチに変換。
この1桁足し算方法にはメリットが2つ。
a.早い段階で指で数える癖が抜ける
b.実は引き算も同時にやってる
c.足し算を単なる暗記と捉えず、ものの量の多少として考える力を育てる
a.
勿論、指で数えててもいいんですけどね、私的にはそれは足し算を始めるまでで良いかな、と。
先に指で数えることをパパママで推奨してしまうと、そこから足して11以上の計算に移行する時が少し時間がかかるんです。
子供の中で計算のやり方を変えないといけないんですよね。
それなら、最初から頭で組み立てられる方が子供にとって楽な気がします。
b.
先に3+3、3+4、4+4は難しい、って話を書きました。
実はこれ、5個並んだら残りを下に並べないといけないから。
3+3だったら上に5個、下に1個ですよね。
その形と頭の中に事前に刷り込まれているシールの『6』のポチポチ配置がリンクする。
これって後ろの3のうち2つを上に並べて、下に残りの1つを並べるでしょう?
3という数字が2と1に分かれる。
簡単な簡単な引き算の練習の始まりになるんです。
足して11~18の計算になるとそれが余計にはっきりします。
⑥で娘が8+6で迷った時に私がする聞き方がまさにそう。『残りはいくつ~?』っていう聞き方をしていますよね。
引き算を教えたことはないけど、そこで引き算の考え方は出来上がっているので、たまに引き算を聞いてもできてます。
だから一石二鳥な足し算なんですよね。
c.
足し算は暗記で覚えられます。
幼児期は脳の吸収が良いのでそれはもう簡単にできます。
でも足し算はものの量が増えること。
それが根本的な考え方だと私は思います。
幼い時の今だからこそ、その感覚をしっかり持っていて欲しいと思うんです。
暗記をさせなくても簡単な足し算は勝手に覚えていきます。
数量の概念をしっかり植えつけた後でも暗記はいいんじゃないか、というのが私の考えです。
遠回りだけど、時間がある今だからしかできない方法をとる。
高校とかで数式がどうやって成り立つか勉強しませんでしたか?
単純に暗記するのではなく、その数式ができた沢山のその裏にある計算式を理解してこそ、その数式への理解が深まり応用に繋がる。
そういうことなんだと思います。
最後は、ウンチクみたいな屁理屈みたいなのを並べてしまいスミマセン(汗)
娘に何かを教えていると、昔、塾業界に長くいた時に一人一人に合わせてピッタリな教え方を色々模索していたことをよく思い出します。
今は幸せです。
その経験を活かし、色々試してみて、大事な娘にとって最良の方法を考えられる今が。
今回のこの方法は、この記事を読んでくださったみなさんのお子さん全員には当てはまらないかもしれません。
けれど少数でいいから、この方法を試してみて「足し算ができるようになった!」と、喜びを伝え合わなくても遠い地で共有できたら…それはもっともっと幸せなことだなぁと思います。
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。