日に日に秋に染まる今日この頃。
「あー!もうちょっと早く読みたかったなー!」って思わせられる絵本があります。
その名も
「すいかのプール」
できれば、そうだなぁ…お盆過ぎかな。
まだすいかが美味しく食べられて、空や風に秋の気配を感じられる頃。
そんな時期に読むのがオススメの絵本。
でも大丈夫!
まだ間に合う!
まだ夏の匂いがそこかしこに残ってる今のうちに、読んでみてくださいませ。
実はこれ、韓国の作家さんが書いた絵本。
最後あたりを読んで「あ、もしかして?」と思い、表紙を見て気がつきました。
そうやって改めて見ると納得。
韓国の美しい田園風景が、シンプルだけど確かな存在感を持って描かれてます。
とっても懐かしい感じ。
海外の絵本って全部が全部そういう訳じゃないんですけど、ちょっと日本の絵本と目線が違うというか、日本と描き方が違うな、と感じる部分がよくあるんですよね。
笑いのツボがちょっとズレてたり、解釈がちょっと違っていたり。
だから幼い娘にはまだ難しく、日本の絵本を中心に読むことも選ぶことも多いです。
けれど、この絵本は違う。
とっても日本人と感覚が似ている。
幼い子供にも分かりやすく、絵本の世界に入りやすい。
やっぱりお隣さん同士だからかしら?
優しい優しい挿絵で、美しい田園風景と大人も子供も皆でワイワイとしている感じは、見ていて本当にほっとします。
読んで、
「あぁ~自分の小さい頃もこんな感じだったなぁ~」って思う人も多い筈。
読み手である大人には懐かしい気持ちにさせてくれて、聞き手である子供には夏のワクワク感を思い出させてくれる、そんな魅力があります。
挿絵も全体のストーリーもめちゃめちゃ癒し系なこの絵本。
けれど最初の掴みはかなり衝撃的。
私は娘よりも先に大爆笑してしまいました。
いやー、おじいちゃん凄いですね!
もうめちゃめちゃおじいちゃん!
そしてそのおじいちゃんのパンチ力半端ない!
もはや一目惚れの領域。
大好きになりました。
このおじいちゃんとすいかのセットのストラップあったら、売れそうっていうくらい(笑)
この作家さんの絵本をもっと読みたい!
そう思い、検索してみましたが残念ながら他にヒットするものはなし。
「すいかのプール」自体も2018年7月となっているので最近ですよね。
次回作が楽しみです。