秋の夜長。
ひんやりとした空気と虫の音を心地よく感じながらPCの前にいます。
すっかり涼しくなりましたね。
日中はまだ暑く感じることもあるけれど吹く風は爽やかで、空は高く高く青く、ほっとするような日々が続いています。
冬の厳しさという嵐の前の休息、といったところでしょうか。
しばらくはこの時間にとっぷりと浸かって、また私自身も動き出せたらなって思います。
さて今日は。
「なんでもかんでも知育⑥ 読字力UPにはTVの字幕表示がおすすめ♪&無音声で子供の暗記力をUPさせよう♪」のお話です。
まータイトルでほぼ全てを語ってしまってますが(笑)
以前の記事↓でも書いていますが、私は育児をする上でTV推奨派です。
ほんっとうにこれについては色々な意見があるけれど、なんでもそうですがモノは使いよう。
上手く使えば育児にも知育にも強力な武器になってくれます。
そもそもウチのTVを字幕表示に変えたのはこんな出来事があったからでした。
ある日のこと。
当時3歳の娘と処方箋薬局で順番を待っていました。
客は娘一人。
流れているTVの番組も面白くなくつまらなさそうにしていた娘のために、薬剤師の方がチャンネルをEテレに変えてくださったんです。
それまでは気にもとめなかったTV。
娘は「おかあさんといっしょ」を観て喜んでいました。
そして帰宅。
「ねぇママ。おうちのTVも字が書いてあるのにして?」
それがきっかけです。
ウチのTVはずっと字幕表示になりました。
当初は何が面白いのか、たまに私が字幕を外しておくと「字幕のにして」と注文してくる娘。
当時、娘は既に平仮名カタカナともに読めましたがまだまだたどたどしいレベル。
それから数か月経ち…。
ある日、気づくと娘が明らかに字幕を読んでいるんですよね。
多分、車の中で町で見かける看板を読むようになった時期とも重なると思います。
最初は「あー!」くらいの簡単なものが読めた娘。
今日観察していると、簡単な3語文は楽に読めていました。
字幕表示って、観ると分かると思うんですが、それなりのスピードで変わっていきますよね。
それをちゃんと目で追って認識しているんです。
試しに無音声で初見のものを読ませてみましたが、やはり3語文までは問題なく、スラスラと読むことができていました。
娘の読字力がここまで向上したのは、まさにTVの字幕表示を観させていた効果だと思います。
現在4歳の娘は簡単な紙芝居であればそれなりの速度で読み進められるようになりました。
目で見た文字を認識し言葉として口に出すという作業はスピードが命です。
文字を読み始めた子供は最初、一音一音、音として認識し発声します。
それはかなりゆっくりなため、がんばって読み終えた後も自分が何の単語を言っていたのか分かりません。
けれどそのスピードがUPすれば。
一音ずつ認識するのではなく、単語(一音ずつの固まり)を一目で見て認識し口に出すことができるようになります。
それには脳内での変換スピードを上げる訓練が必要です。
じゃあどういった訓練が効果的なのか。
いくら大好きなパパママとはいえ、ぴったりとくっついて毎日のように訓練させられるのだとしたら…。
それは、遊びたい盛りの子供にとっては苦痛なもの。
パパママとしても時間も労力も大変なものです。
でもTVであれば。
子供は楽しく「認識し、発声する」という訓練を毎日行うことができます。
歌が好きであれば、時には気になる歌の歌詞を注意して読むようにもなります。
まさに「好きこそものの上手なれ」なのです。
ただし。
もちろんパパママは、子供を放置しておいて大丈夫、という訳ではありません。
TVを観て静かにしていても、こまめに
「今、どんなお話をしていた?」
「この問題の答えを覚えてる?」
などの声掛けも必要。
そして↑で紹介した過去記事でもお話していると思いますが、子供の観るTVにはEテレが最適。
気を引くために作られた刺激の強いCMがなく、何度も繰り返し放送される内容も多いため子供の記憶に残りやすいからです。
最初は読む力の弱い子供でも、絵本のように同じ内容を繰り返し聴覚(読み聞かせの声)と視覚(絵本に書かれた文字)の両方から吸収することができますから、繰り返すうちに字幕表示を目で追いやすくなる筈です。
また、何度も再放送をしてくれるEテレには暗記力をUPさせるためにこんな使い道もあります。
それは、無音声でTVを観させるというもの。
ウチは娘の髪を乾かす時、TVの前で座らせて乾かしています。
そこで娘はおもちゃで遊ぶ時もあるし、TVの前に大量にある絵本を読む時もあるし、もちろんTVを観ている時もあります。
けれど。
想像がつくとは思いますが、よほどの音量でないかぎり、耳元でドライヤーをかけられてTVの音は聞こえません。
けれど娘には「TVの音大きくして」と言う時とそうでない時があるのです。
娘の様子を観察していると、どうも前者はその内容が初見である時。
後者は過去に見た内容であるけれどほとんど記憶の定着がなされていないもの、またはある程度記憶の定着がなされていて音声がなくても内容がわかるもの、のようです。
無音声でTVを観ている時、娘の脳内はどんな風に動いているのでしょうか。
それを想像すると、私は自分の中のわくわくした気持ちを抑えることができません。
話の内容をしっかり覚えていて楽にその番組の展開を楽しんでいる時もあれば、内容をうろ覚えのため字幕表示を目で追い、そこから少しでも情報を得て過去の記憶からアウトプットしようとしている時もあります。
そしてそういった作業は娘の暗記力を高めることにほかなりません。
知育は与えるばかりではなく、制限し、時には無い状況の中で培われることも沢山あります。
その一つのツールとしてTVを使うというのはとても良いことのように私には思えるのです。
さーて。
今日は長々とお話を書いてしまいました(秋の夜長のせい笑?)
脱線することもあり、読みにくい部分もあったのではないでしょうか(汗)
文を書くことが好きな私ですがまだまだ誰もが読んで理解しやすい内容を書けるかと言えば甚だ疑問…。
成長する娘と、違う分野で切磋琢磨していければと思います。
どうぞこれからも末永くお付き合い下さいませ♪