私を中心にして娘と大切なものがぐるぐる回ってます。

私の大事な娘、本など好きなものや気になるものについて書き綴ってます。

未就学児から大人まで夢中になれる児童文学書「ジム・ボタンの機関車大旅行」

こんにちは。

風がビュオービュオー強い日です。

おとつい、昨日に続き、今日も生米パンと格闘中。

もはや研究者です。

でもさすがに3回目。

ちょっとはましになってきたような…なってきてないような…?

今冷ましてるところで、試食はもう少しあと。

確実に美味しくできるようになったらレシピをUPしたいと思います。

ご興味のある方は気長にお待ち下さいませ(笑)

 

今日は久しぶりに書評?読書感想文?です。

本はこちら↓

 過去記事でも少しご紹介したことのある

「ジム・ボタンの機関車大旅行(ジム・ボタンの冒険1)」です。

5歳娘の朝のルーティンワークの一環として、このシリーズの読み聞かせを進めてます。

(ちなみに現在読み進めているのは、「ジム・ボタンと13人の海賊(ジム・ボタンの冒険2)」)

漢字もふんだんに出てくるし、それなり難しい用語や言い回しもあるので何歳くらい対象の本なのかしら?と調べてみたところ、小学生高学年とありました。

でも、ボキャブラリーが多く、絵がなくても気にならず長いお話を聞くことができるお子さんなら未就学児でも十分に楽しめる文学書だと思います。

 

お話の始まりはちいさなちいさな国、フクラム国から。

そこには大人が4人と機関車エマが住んでいました。

ふとした偶然でそこへ運ばれてきた一人の赤ん坊、ジム。

その子が成長するにつれ、王様は頭を悩ませます。

「ジムが大きくなったら地面が足りなくなる…」

それくらいちいさな国なんですよね(苦笑)

機関車エマの唯一の操縦士ルーカスに、機関車エマを処分することを願う王様。

ルーカスとジムはそんなことできる筈も無く、エマとともにフクラム国を出て行きます。

そこからはハラハラドキドキの冒険の始まり。

とても小さな人が出てきたり、とても大きく見える人が出てきたり、竜が出てきたり。

ミヒャエル・エンデ独特の不思議な世界の中にはやっぱり彼の優しさが沢山詰まっていて、どんな年代層が読んでも引き込まれる内容になっています。

 

私、この本って高校か大学生くらいに買ったと思うんですよね。

その頃に読んで以来なんですが、やっぱりすごく面白い。

で、その頃には分からなかった社会が抱えるような問題や人間同士でズレる価値観みたいなものも織り込まれていて、読み聞かせをしながら色々考えさせられました。

 

5歳娘といえば…気づくと食事をする手が止まってます(笑)

じっと聞き耳を立ててるんですよね。

時折、「これはこうなるんじゃないかな」とか「これは〇〇だと思う」と自分の考えを口にしながら聞いています。

明らかに難しい用語は、その都度説明を加えて。

大人なら漢字で大体想像がつくものであっても、娘の知る漢字はまだわずかなので噛み砕いて説明します。

時には図解したりもします。

この本では、紙とペンを持ってきて地図を書きました。

で、それを挟んでおき、「今ここにいるよ。これから〇〇に行くんだね」という風にイメージしやすいようにしました。

 

児童文学書って未就学児には難しいものも多いけど、決して読めない訳じゃありません。

少し手間はかかりますが、その分読む量やスピードを落とせば大丈夫。

分からないものは絵や言葉を足してあげれば大丈夫。

絵本では描ききれない、豊かな言葉による世界観に夢中になってくれる筈。

文章量の多い本や難しい内容の本への抵抗をなくしてくれるきっかけにもなると思うのでよかったら試してみてくださいね。